神様修行はじめます!
白い輝きにしま子の体が包まれる。

その体が少しずつ回復していくのが、見ていて分かった。


すごい・・・。

もうダメだと思っていたのに。


しかも、こんなすごい事をしてるとは思えない彼の涼しい表情。



「門川の力って万能なんだね」

「万能でも、誰でも出来るわけでもない」

「そうなの?」

「ここまでの術をこなすのは、永久や永世ぐらいのものじゃよ」

「まさに、神業だね。神の一族だもんね」

「神ではない。人じゃ」


絹糸はゆっくりと頭を左右に振った。


「人間離れしたその技能を、神のようだと称えられただけじゃ。何も変わらぬ、ただの人じゃよ」



絆、掌。

愛、苦悩、業。


何も変わらぬ、ただの人。


神と呼ばれる一族も、そういったものに翻弄される人間なんだ。

門川君も、おばあ様も。

あたしも、じー様も。
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