神様修行はじめます!
「君は愛されていたんだ」


愛されていた。

それは本当なんだろうか。

本当にじー様は、あたしを・・・?


「ナオが、何を思って小娘を門川へよこしたかはナオしか分からぬ。が・・・」

「君がただの道具なら、自分の命を使ってまでも守る道理が無いだろう?」


絹糸と門川君の声が、すうっと胸に染み渡る。

とても自然に。穏やかに。


絹糸が鏡の破片を、とてもとても懐かしそうに見ていた。



「ナオが小娘を、こよなく愛していた事はまぎれも無い事実じゃよ」



・・・・・。


・・・うん。


うん、うん。



あたしは涙をグイッと腕でぬぐいながら、うなづいた。

何度も、何度も。
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