神様修行はじめます!
ホッホッホッホ・・・・・

絹糸とコソコソ声で応酬していたら、明るい笑い声が響いた。

おばあ様が袖口を口元にあてて、おかしそうに笑っている。


「まあまあ、履歴書ですか? ホホホ」

「おばあ様、お控えください」

「だって永久、この場に履歴書を持参した人は初めてですよ」


まあ、履歴書。ホホホ・・・。

そう繰り返し、肩を揺すって笑っている。


履歴書で大ウケされてしまったあたし・・・。


「あら、これは失敬。せっかくですからぜひ頂きましょう」

おばあ様は笑顔でそう言って右手を差し出した。


絹糸が履歴書を口にくわえて、おばあ様の元へ運んで行く。
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