横で眠る「あなた」【未完】
第59章
ホテルの庭を歩きながら、話しをしていた。
ホテルの庭は、木々が立ち並び、森になっていた。
とても、広い庭で、その1部は高級レストランになっていた。
披露宴でも使うらしいけど、レストランでの結婚式もあるらしい。
今、私たちが歩いているのはそちらとは反対側の庭というか森の中だった。
ホテルのチャペルが、見えた。
理先輩が「僕と結婚してくれないか?」と私に言った。
私は、ふざけていると思って、何も考えず「いいですよ。」と答えると「僕は本気で言ってるんだよ。」とたしなめられた。
「僕は、きみと結婚して、きみと留学したいと思っている。」と言った。
理先輩の一緒に留学って、意味はこういう事だったんだと思った。
「柚子さんは納得してるんですか? もしも、私が理先輩と結婚して留学したいなんて言い出しても、柚子さんは大丈夫なんですか?」と私は聞いた。
「母なら、大丈夫だよ。留学の話をした時に、どうせならきみと一緒に行ったらどうかと言い出したのは母だ。そして、結婚の話を持ってきたのは、母だ。僕は思いつかなかった。
だから、母の事は大丈夫。」と理先輩は言った。
私の返事と私の両親の返事待ちって感じがした。
すっかり、外堀が埋められて、身動きが出来ない気がするけれど、まだ諦めたくない。
結婚なんて、まだ理先輩だけじゃなくて誰とも考えてない。
だから、私は簡単に、YESなんて言えない。
私の幸せの為に、そして理先輩の幸せの為に。
私がもしも自然と理先輩と結婚したいと思ったら、その時は何も恐れずに、YESと答えたい。
そんなことを考えていたら、「プロポーズの返事は?」と聞かれた。
「私は、まだ誰とも結婚するイメージが持ててません。 そんな私が理先輩と結婚としてもうまくいくとは思えません。」と言った。
「それに、理先輩はこれから伊集院に入るかもしれません。 研究者になるかもしれません。
どちらにしても、私は先輩にとって今のままだと足枷です。
それを、先輩に外して貰おうとするのは、傲慢極まりないんじゃないかと私は思うんです。」
「理先輩が、ご自分の力を試したいように私も自分の力を試したい。 だから、結婚は、まだ待ってください。」と私は言った。
ホテルの庭は、木々が立ち並び、森になっていた。
とても、広い庭で、その1部は高級レストランになっていた。
披露宴でも使うらしいけど、レストランでの結婚式もあるらしい。
今、私たちが歩いているのはそちらとは反対側の庭というか森の中だった。
ホテルのチャペルが、見えた。
理先輩が「僕と結婚してくれないか?」と私に言った。
私は、ふざけていると思って、何も考えず「いいですよ。」と答えると「僕は本気で言ってるんだよ。」とたしなめられた。
「僕は、きみと結婚して、きみと留学したいと思っている。」と言った。
理先輩の一緒に留学って、意味はこういう事だったんだと思った。
「柚子さんは納得してるんですか? もしも、私が理先輩と結婚して留学したいなんて言い出しても、柚子さんは大丈夫なんですか?」と私は聞いた。
「母なら、大丈夫だよ。留学の話をした時に、どうせならきみと一緒に行ったらどうかと言い出したのは母だ。そして、結婚の話を持ってきたのは、母だ。僕は思いつかなかった。
だから、母の事は大丈夫。」と理先輩は言った。
私の返事と私の両親の返事待ちって感じがした。
すっかり、外堀が埋められて、身動きが出来ない気がするけれど、まだ諦めたくない。
結婚なんて、まだ理先輩だけじゃなくて誰とも考えてない。
だから、私は簡単に、YESなんて言えない。
私の幸せの為に、そして理先輩の幸せの為に。
私がもしも自然と理先輩と結婚したいと思ったら、その時は何も恐れずに、YESと答えたい。
そんなことを考えていたら、「プロポーズの返事は?」と聞かれた。
「私は、まだ誰とも結婚するイメージが持ててません。 そんな私が理先輩と結婚としてもうまくいくとは思えません。」と言った。
「それに、理先輩はこれから伊集院に入るかもしれません。 研究者になるかもしれません。
どちらにしても、私は先輩にとって今のままだと足枷です。
それを、先輩に外して貰おうとするのは、傲慢極まりないんじゃないかと私は思うんです。」
「理先輩が、ご自分の力を試したいように私も自分の力を試したい。 だから、結婚は、まだ待ってください。」と私は言った。