獣は禁断の果実を蝕むのか。
「給料から引いておくから心配はいらない。」
そう言いながら、スタスタと歩いて行ってしまった。
「ウソ!?」
冗談でしょ?
慌てて専務を追いかけるけど、頭の中と状況が付いていかない。
そんな状況で連れて行かれた先。
「着いたぞ。」
そう言って車から降りたのは、繁華街のガード下。
そこには古くから並ぶ潰れかけそうな居酒屋と立ち飲み屋。
そりゃ、私にはピッタリだけど。
専務は…浮きすぎ。
やぱり、何かの冗談?