獣は禁断の果実を蝕むのか。

「梓悸の仕事…つまんねえな。オレの事が好きだって言ったら楽しかったんだけど。大体、オレと関係あるか?」


その言葉に、ドキッと冷や汗が出そうなくらい心臓を突かれた感じ。


「あの、九重部長は開発課ですし。」


シドロモドロだったけど。


何とか回答は出来たと思う。


「ああ…デジウェアのことか。」

「あ…そうです。」


「仕事熱心だねぇ。」


フッと鼻で笑った。


「秘書ですから。」


よし!!


このまま、デジウェアの事を聞き出せれば最高。


少し上がったテンション。


なのに、急に車は止まって。


「聞きたい?」


九重部長の顔が目の前に現れた。

< 187 / 387 >

この作品をシェア

pagetop