獣は禁断の果実を蝕むのか。
「何年かに1度、社長が適任かどうかの審査をするんだよ。」
「審査ですか?」
「どれだけの利益を上げたかや、どんなプロジェクトを成功させたか。これからの会社への貢献度。それを会長が見て決める。」
「じゃあ、九重部長は、その…成績を残せなかったと?」
ゆっくりと言葉を選んだはずなんだけど。
「うるせえよ。んで、元々、開発とかの方が性に合ってたし。だから重役には名は連なっている。じゃなければ、その審査すら参加資格はないからな。」
ムッと口をへの字に曲げた。
「参加資格なんかあるんですか?」
どんな審査会なの?