獣は禁断の果実を蝕むのか。

どう答えていいか分からない。


なのに、うつむいた瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。


「半年、答えを待ちました。もう、答えは聞けますよね?」


優しく問いかけるその声に。


ゆっくりと視線を上げて。


緩んだ口元。


「無能ですけど、いいいですか?」


その答えに


「しっかり調教(しつけ)しますから。」


ニッコリと冷酷な獣がほほ笑んだ。


そして…

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