獣は禁断の果実を蝕むのか。

『お前には、カラダって武器があるだろう?』


常務の一言。


だから、思わず答えちゃった。


「そういうことですか。」


一瞬、視線をそらすと、クスッと笑った。


「あの…あ…えっと…」


何て答えたらいいの?


返事をしたはいいけど。


どうしていいか分からなくて。


口元を抑えた手。


視線はキョロキョロと、どこを見ていいか分からない。


絶対に誤解している。


違う。


誤解しているのは私?

< 46 / 387 >

この作品をシェア

pagetop