獣は禁断の果実を蝕むのか。
『お前には、カラダって武器があるだろう?』
常務の一言。
だから、思わず答えちゃった。
「そういうことですか。」
一瞬、視線をそらすと、クスッと笑った。
「あの…あ…えっと…」
何て答えたらいいの?
返事をしたはいいけど。
どうしていいか分からなくて。
口元を抑えた手。
視線はキョロキョロと、どこを見ていいか分からない。
絶対に誤解している。
違う。
誤解しているのは私?