史上最悪!?な常務と

「疲れた?
俺といるのが疲れたってことか?」


え?

違う、違う。

そうじゃなくて!


「ち、違いますっ!
えっと、えーっと…」


わ、わ。

どうしよう。


「…あ、えっと、ほら、
土手の緑がキレイだから、
その、疲れた時は緑を見た方がいいっていうから…」


もう支離滅裂。

なに言ってんの?
アタシ。


ベンチから立ち上がり、
緑を指さして必死になって疲れが、緑が、
なんて繰り返してる。

変だ、アタシ変だ。


頭の中のもうひとりのアタシが焦るな、焦るなって言ってるのに。


「?……」


不可解な顔をする常務にアタシはますます焦り。

その場にある段差に気付かず歩き出して…。


「ぎゃっ!」


< 314 / 493 >

この作品をシェア

pagetop