ふたつの背中を抱きしめた



「…真陽ちゃんは、綜司の生きる糧なの。綜司を幸せにしてくれる最後の希望なの。」


義母様はハンカチで涙を拭いながら私に言った。

「…なのに…どうして?なんで綜司は…またこんなコトになったの?お願い真陽ちゃん、教えて頂戴。」


私は。

ただただ俯くしかなかった。

自分の犯した罪の無情さに。

それを目の前にいるご両親に

私を『最後の希望』と呼んだこの人達に

それを伝えなければいけない残酷さに。


「も、申し訳ありません…私…私が…」


夜の病室に、冷たい緊張感が走る。



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