ふたつの背中を抱きしめた




綜司が死のうとした夜から

私の携帯は柊くんからのメールを何件も受けていた。


『なんで連絡くんないの?真陽のバーカ!』

『怒ってるの?だって真陽が悪いんじゃん!あんな男、園まで連れて来やがって!俺謝らないからな!』

『本当に俺怒ってるんだからな!』

『ウソ。ごめん。』

『ごめんなさい。』

『すごく怒ってる?ごめん、だから連絡してよ。』

『真陽、お願いだから連絡して。電話出てよ。』

『俺が悪かったから、もう2度と言わないから。お願いだから。』


柊くんの心が張り裂けんばかりに切羽詰まっていくのが痛いほど伝わって来る。


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