ふたつの背中を抱きしめた
「うわ、真陽、可愛くなーい。」
大学構内のカフェテリアで、私の話を聞いた彩ちゃんがそうコメントした。
「ねー。せっかく彼氏がプレゼントしようとしてるのにそれは無いよね~。」
同じく友達の碧ちゃんも言った。
友人達から批難を浴びてしまった私は眉間にシワを寄せ反抗してみせる。
「だってこれじゃあ私、綜司さんに何か買ってもらうために付き合ってるみたいじゃない。そんな関係イヤだよ。」
ストロベリーラテを飲みながら碧ちゃんが
「別にいいんじゃない?」
とサラリと言った。
「うちのお婆ちゃんさー、私が小さい頃やたらオモチャとか買ってくれたりしたよ。孫に買ってあげるのがウレシいんだって。それと同じじゃない?」
「ええええええ!?私と綜司さんってそんな関係?」
碧ちゃんの例え話に私はガックリと肩を落とした。