ふたつの背中を抱きしめた
そんな私に彩ちゃんがキャラメルラテを飲みながら真面目に話しかける。
「でもさ、せっかくの好意をすげなく断られ続けたら浅葉さんも良い気はしないんじゃない?」
「う…それはそうかも…」
「いいじゃない、たまには受け取ってあげたら。あんまり頑なだと嫌われちゃうかもよ?」
「そ、それはもっとやだ!」
「じゃあ真陽が折れてあげなきゃ。」
「……。」
彩ちゃんの言葉に、私は押し黙ってソイラテを飲んだ。
そんな私を見て碧ちゃんが
「プレゼントが欲しくないなんて、贅沢な悩み。」
と呆れたように言った。