ふたつの背中を抱きしめた




そして。


妙な緊張を抱えたまま、翌日私はデートに向かった。


楽しく2人で映画を見てお茶をして、そして街を歩いていると



「ねえ真陽。僕、給料出たばかりだし何かプレゼントさせてよ。」


…来た!


ニコニコしながらこちらを見ている綜司さんに向かって、私は肩に力を入れて身構えた。


「真陽、何か欲しいものある?」




「消しゴム!!」




私は間髪入れずに答えた。






< 318 / 324 >

この作品をシェア

pagetop