ふたつの背中を抱きしめた
---それ以来。
「真陽、何かプレゼント…」
「消しゴム!」
が合言葉みたいになった私のペンケースにはひたすらに消しゴムが貯まっていってる。
「ひぃ、ふぅ…すごーい17個もある。」
碧ちゃんが私のペンケースを開けて笑っている。
彩ちゃんは頬杖を付きながら
「あんた馬鹿でしょ?」
と呆れた顔をした。
「いいの。消しゴムなら授業でもよく使うし、私レポートも手書きが多いし。」
「卒業するまでに使いきればいいけどね~。」
そう言って彩ちゃんは消しゴムをコロコロと指先で弄んだ。