魔法つかいになって憧れのアイドルと××
「おかしいって…なに?」


「え……だって…。逃げ道をつくるために、勉強する…って、なんだかユナらしくないなぁと思って…」


「え…」


「そんなこと言うなんて、ユナも…大人になったのねぇ。

だけど、女優なんて…なりたいって思ったからって、なれるもんじゃないのよ?」


「そんなこと、わかってる。わかってるけど、でもなりたいの!

お母さんに言ってなかったけど…あたし、いつか…海里が見てるアニメのミラクル戦士の実写版を演じたい」


真剣な顔でそう言ったら、ブッと吹きだされた。






「ブッ……ホント、唐突ね。ユナの考えには、ついていけないわ…」


「お母さん、そんなこと言わないでよ…あたし…本気なんだよ?あたし…」


「…今日はまだ本調子じゃないでしょ?今はゆっくりして、将来のことはまた考えなさい」


お母さんになだめられるけど、話をそらされてる気がして、あたしは必死に食いさがった。



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