幕末オオカミ



「ついてみればわかる。
俺にはそう無用とも思えないものだ」


「はあ?」


「わけわかんねぇぞ」


「いいから、そろそろ出発しよう。
遅刻をしないように」



斉藤はふふふと笑いながら、その場をあとにした。


俺と平助は顔を見合わせ、首をかしげる。




斉藤が言っていた、その荷物は……


祇園の町会所に着いた俺たちを、にわかに沸き立たせた。



**
< 433 / 490 >

この作品をシェア

pagetop