白球の彼方~君に託した夢~
「さこーい!!」
「もっと声だせー!」
「そんなんじゃ勝てねーぞー!!!」
監「雛菊!」
「はいっ!」
監督が雛菊を呼び、何か話している。
「一年生だけ来てー!」
俺らは突然監督に呼ばれる。
「お前ら…最近球拾いばっかでイライラしてんだろ。」
ギクッとした奴らが大半いた。
「三年の為だと思っても野球したいって思ってんだろ。」
一年は頷く。
そして俺も。
「甘いんだよ。考えが。」
皆の顔が強張る。
「いいか。三年は中学最後の試合だ。それは皆わかってるはずだ。だけどな、それと同時に三年はプレッシャーを与えられんだよ。」
阿「プレッシャー?」