愛し愛されて。
キーンコーンカーンコーン
「はぁー終わったぁ!奈々頭大丈夫だった?」
「うん。大丈夫だよ。」
ガラガラガラ
「奈々?奈々ー!!!」
え?なに?
わ、わたし?
「え?え?」
私は今男の人に
抱きしめられている。
「奈々。大丈夫か?」
病院にいた人だ。
「は、離して下さい!」
いったい誰なの?
「奈々が優也を?!」
「まさか覚えてないとか。」
「優也かわいそう。」
みんなが騒ぎ始めた。
覚えてない?なにを?
かわいそうって
私のほうがかわいそう
じゃない?
「奈々、本当に心配したぞ。」
心配?なんで?
「あなた誰なんですか?!」
「…俺は谷田部優也。まだ分からないのか。奈々はダメな子だなあ。」
なにが分からないか?
意味分からない。
「分かるわけないじゃないですか。もうふざけないで下さい。」
私は教室をとびだした。