ヴァージニティー
「――あっちゃん?」

ハッと我に返ると、夕子はハンバーグを食べ終えていた。

「ああ、うん」

朝人は返事をすると、ハンバーグを片づけた。

「ごちそうさまでした」

食べ終わった食器を一緒に流しへと持って行く。

「あ、そうだ」

それが終わったとたん、夕子は思い出したように自室へ向かった。

何か仕事でもあったのだろうか?

朝人が食器を全て洗い終えたのと同時に、夕子が自室から戻ってきた。

「ケイコさんがフルーツゼリーくれたの!」

夕子がビニール袋の中に入っているゼリーを見せてきた。
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