ヴァージニティー
「2人でどうぞ…って、あっちゃん?」

朝人は夕子の頬に触れた。

「――ッ…」

夕子の柔らかい唇に、キスを1つ落とした。

唇に触れた後、離して夕子と見つめあった。

ツッ…と、朝人は自分の親指で夕子の唇をなぞった。

「デザートはゼリーよりも夕子がいいな」

そう言った朝人に、
「あ、あっちゃん…。

あたし、まだシャワー浴びてないし、歯みがきだって…」

言い訳するように呟く夕子に、
「それはお互い様でしょ」

「――ッ…」

朝人は唇を重ねた。
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