いつか見る青
「碧君とは物心つく前から一緒にいたからね。小さい時って世界が狭いから、とりあえず身近にいる異性が簡単に将来のお婿さん、お嫁さん候補になっちゃうのよね。葵ちゃんもそうじゃなかった?」
「え?えと……」
「特に碧君は、子供の時からそりゃもう見栄えが良い子だったから、旦那さんにするにはもってこいの相手だと思っちゃって。『みどり君大好き!今日子のこと、お嫁さんにして!』なんて言っちゃったりしてさ!」
その時突然、話に割り込むように「ズズズー」という音が室内に響き渡った。
未来君が、残り少なくなったオレンジジュースを勢い良くストローで吸い上げたためだった。
その絶妙なタイミングと、この上なく不機嫌そうな表情を見る限り、自分の母親の発言に対する抗議である事は容易に想像できる。
「ちょっと、お行儀悪いわよ未来!」
すかさず今日子さんがたしなめたものの、それ以上は言及せずにすぐに話を元に戻した。
「そんでね、碧君の方も『僕も今日子ちゃん好きだよ』なんて答えちゃったりしてね。そしたらその会話を聞いていた親同士が、すごく乗り気になっちゃって」
「え?えと……」
「特に碧君は、子供の時からそりゃもう見栄えが良い子だったから、旦那さんにするにはもってこいの相手だと思っちゃって。『みどり君大好き!今日子のこと、お嫁さんにして!』なんて言っちゃったりしてさ!」
その時突然、話に割り込むように「ズズズー」という音が室内に響き渡った。
未来君が、残り少なくなったオレンジジュースを勢い良くストローで吸い上げたためだった。
その絶妙なタイミングと、この上なく不機嫌そうな表情を見る限り、自分の母親の発言に対する抗議である事は容易に想像できる。
「ちょっと、お行儀悪いわよ未来!」
すかさず今日子さんがたしなめたものの、それ以上は言及せずにすぐに話を元に戻した。
「そんでね、碧君の方も『僕も今日子ちゃん好きだよ』なんて答えちゃったりしてね。そしたらその会話を聞いていた親同士が、すごく乗り気になっちゃって」