いつか見る青
未来君の真意は伝わっていないのか、それともあえて無視したのか……。
「『お互い両想いみたいじゃないか。これは公認してあげなければ。ある程度の年齢になったら将来を見据えて真剣な交際をさせて、そして正式に婚約を交わして…』なんてさ。ホント、親バカも良いとこなんだけど。そんな小さい子の言うこと真に受けちゃって」
諦めたのか、未来君はそれ以上の行動は起こさず、再びゲーム画面に没頭した。
「でも、今から思えばただの微笑ましい感情からではなくて、そこには大人の計算も働いていたのよね」
今日子さんは自分で自分の言葉にウンウンと頷いている。
「おじ様としては美山文具店の跡取りの嫁が信頼している友人の娘なら安心できるし、私の父も、嫁に出した先が友人の家ならいつでも気軽に会えるし、家業の手伝いもさせられると思ったんでしょうね。あ。私の実家ね、歯医者やってるのよ。ここから車で30分くらいなんだけど」
「そうなんですか……。さきほど、夏休みがどうのこうの聞こえて来たので、何のことかな~と思ってたんですが」
「『お互い両想いみたいじゃないか。これは公認してあげなければ。ある程度の年齢になったら将来を見据えて真剣な交際をさせて、そして正式に婚約を交わして…』なんてさ。ホント、親バカも良いとこなんだけど。そんな小さい子の言うこと真に受けちゃって」
諦めたのか、未来君はそれ以上の行動は起こさず、再びゲーム画面に没頭した。
「でも、今から思えばただの微笑ましい感情からではなくて、そこには大人の計算も働いていたのよね」
今日子さんは自分で自分の言葉にウンウンと頷いている。
「おじ様としては美山文具店の跡取りの嫁が信頼している友人の娘なら安心できるし、私の父も、嫁に出した先が友人の家ならいつでも気軽に会えるし、家業の手伝いもさせられると思ったんでしょうね。あ。私の実家ね、歯医者やってるのよ。ここから車で30分くらいなんだけど」
「そうなんですか……。さきほど、夏休みがどうのこうの聞こえて来たので、何のことかな~と思ってたんですが」