××倶楽部
駄目だ。私が就職してからの典は、すごく変だ。私たち、もう少し仲良かったのに、最近は言い合いや、喧嘩ばかりしてる。
それは少し悲しい。
こんな態度の悪い典だけど、私にはたった一人の大切な幼なじみだから……やっぱり喧嘩は嫌だ。
典もそう考えたのか、わりー、と謝って握りしめてた手を離した。
「典、何をそんなに怒ってるのかわからないけど……もうやめてよ。典だって私に言えないようなこと沢山してるでしょ? 幼なじみだからって全部話し合わなきゃいけないわけじゃないじゃん」
典は、そっか……芽依はわからないんだ、と呟いて近くにあったベンチに力なく座った。
その態度に、またカチンときたけど、典が思い悩んでるみたいだから冷静になろうと私も隣に座る。
「典こそ何か悩んでるの? 相談のれることならきくよ?」