××倶楽部

 ベッドの上で二人きり? ベッドの上で二人きり…………?


 ズズッと典が私にすり寄ってきた。


「え、わっ? 待って!」

「待たねーよ。ベッドで待ったなんて言う女嫌われるぞ」


 そ、それは典は嫌いかもしれないけど、社長は絶対に待ってくれるもん!



「……っい!」


 典を避けようとして、壁に後頭部を強打した。正確には強打しそうになったところに典の手が入り、後頭部は全然痛くない。


「芽依……」


「な、名前呼ぶのとかやめてよ……」


 大きくて暖かい手が後頭部を優しくベッドに下ろしてくれた。いつの間にか、押し倒されたみたいな格好になってるし。



「うるせー、これが俺のやり方なんだよ。黙ってろ」



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