××倶楽部
社長の優しい瞳が、今は獲物をとらえた豹のように鋭い。
「本当の僕って、嫌な男でしょう?」
首を横に振る。嫌だったら、とっくに逃げ出している。
「嫌じゃないです……」
こんな風に見つめられて喜んでる私って変態なのかなぁ?
「前に、僕は性的思考はサディストだって話たでしょう? さっきから芽依の後ろ手に縛られた手に、それからその従順な態度に興奮しているんですよ。
どうやって苛めてやろうか、どうやって泣かせてやろうか考えるとゾクゾクする」
でも、それで社長が喜んでくれるなら私はその全てを受け入れようと思ってしまう。
そうすることで、社長から好きだと思ってもらえるなら、それでいい。それが一番いい。
「何でもしてください……」
膝をついて懇願している私は、マゾヒストと呼ばれるものに分類されてしまうのだろう。
普段は温厚で女王様たちに振り回されてばかりの人が、くっと黒い笑みをみせつけてくる。