××倶楽部
「リオさん、調べられますか?」
「もちろん、任せて」
リオ様が携帯片手にそのメモ用紙を受け取ると、どこかに電話をかけた。
り、リオ様……どうして、そんなこと調べられるんだろう……
ううん、そんなことより……
「典! ひどい! 私のこと騙した!」
「騙されるほうが悪い」
うっ……酷い酷い……社長のことは、ちゃんと話し合って決めたかったのに……
「芽依」
社長の優しい声に顔をあげる。静かだけど、優しくて甘い声……
典が、気安く呼ぶな! と威嚇する。
「スミレさんが無事に見つかったら、ゆっくりと決めればいいことです」
「社長…………」
「てめぇっ! それじゃ話が違うだろっ」
典の威嚇をやんわりと笑顔で受け止める社長の方が一枚上手だ。
典のバカ! と背中を叩いて携帯に耳を押し当てているリオ様を見守った。
「聖夜、わかったわよ! 播磨組の組長所有の車らしいわ」
「播磨組ですか………」
組長……って、えっともしかして……そっち系??