××倶楽部
「とにかく、水だ。水もってくるから、待ってろ」
抱きついて離れない芽依を剥がそうともがくけど、いやいや、と首を振られた。
「典から離れたくなぁーい!」
「それって……本心か?」
本心だよな。酔ってるわけだし。普段の芽依ならこんなふうに抱きついてくることもない。
「ベッドまで連れてってぇ……典ぃ……典成くん」
「なっ? ばっかじゃねーの! おまえ、酔ってるからって間違ってもそんな誤解を招くような発言するんじゃねーよっ!!」
芽依は俺の腰にからみついたまま、ん? と首を傾げた。
ヤバい……酔ってるこいつ、かなりの危険物!!
「わかった、とにかく寝ろ! ほら、ベッド連れて行ってやる」