××倶楽部
社長は逃げようとするスミレさんを後ろから抱きかかえた。
私は、開いたままのドアを閉じてスミレさんが逃げないように鍵をかけてドアノブを握りしめた。
「聖夜のばかぁーっ!」
「馬鹿でけっこうです! アナタの体に何かあったらどうするんですかぁ! 大人しくしてくださいっ!」
暴れるスミレさんの体を社長は物の見事に素早く、壁のX字の拘束具に取り付けた。
うわっ、本物見ちゃったよ……これが拘束具!?
手足をXに拘束されてしまったスミレ様は乱れた髪の隙間から社長を睨みつけて、肩で呼吸を整える。
これは、どうなの? いくらSM倶楽部だからってやりすぎじゃ……
「あのぅ、社長……スミレ様なにをしたんですか?」
社長も肩で呼吸しながら、眼鏡を外して袖で額の汗を拭う。