××倶楽部

 そこに社長が慌てた様子でスタッフルームに飛び込んできた。すみませんねー、いや参りました! と盛大なため息を吐き出しながら自分の椅子に座ると、その上にミーナ様が飛び乗った。


 ミーナ様は満足顔で、社長はげんなりといった表情で頬にキスされてる。


「さあ、ミーナさん、仕事仕事」

「わーったよ。聖夜、約束守れよ」


「はい、リオさんが治ったら、またゆっくり泊まりにきてくださいね」


 社長の微笑みビームにやられたミーナ様は顔を赤らめて、覚えてるならいい、と言って部屋を出て行く。



「ああ、町田さんすみません。昨日かなり頑張ってくれたみたいですね。ほんと、助かりましたよー」


「いえ、間違えてないか心配なので念のため社長が目を通してくださいね。……それよりリオ様大丈夫ですか?」


 社長は忙しなく自分のパソコンを操作しながら頷いた。ネクタイが曲がっているし、いつもは自然にセットされてる髪も後ろが跳ねている。

 そこが、なんとなく可愛い…………なんて、煩悩退散!



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