【完】俺だけを愛して溺れろ。



『な、何でそう思うの?』



「何か、表情も雰囲気も明るい。何もかも、スッキリしましたって感じ?」



『……あたしって、そんなに分かりやすい?』



眉の両端を下げ苦笑すれば、洸太は弾けたように笑った。



そっか……。



もう蒼空に心残りはないのか。



それはそれで、複雑な気持ちだなぁー……。



「なぁ、凜」



『んー?何?』



「一つ質問してもいいか?」



『どうぞ、どうぞ』


< 280 / 357 >

この作品をシェア

pagetop