社長!好きです!
「ああ!」

「はい・・俺が食べたケーキの・・・」


忘れてた。


いつもなら食べ物の恨み?は忘れないのに

いろいろあったせいですっかり能成くんに食べ尽くされた

あのケーキの一件が私の記憶から飛んでた。



「よく覚えてたね。」


ケーキの箱を受け取り
中を確認する。


「すごーい!ここのケーキ高いのに
よく買えたね。」


「あの・・・

俺もそれなりに給料もらってますから・・・。」


そうよね?

あのオンボロ社員寮にいるとつい・・・



「でも、いいの?」


取り合えず

今さらだけど

遠慮がちに聞いてみる。



「はい、今日は、副社長もお休みだし
暇だったんでそれ買いに行ってきました。」



「わざわざ?

悪いわね。」


そう言いつつ

私は、どのケーキから食べようかと

心は、ケーキに集中。



すると


クスクスと

能成くんの笑う声





「なに?どうかした?」

「久利生さんって・・・」

「私って?」

「そうゆうとこ
可愛いですよね。」


は?


能成くん

見ると

なんだか・・・



「か・・可愛いって・・・」


可愛いとか
ただ言われただけなら

気にしない
けど・・・・


目が合った能成くんが


思いのほか

男っぽい顔してたから・・・


つい・・・

「な、なに言っっちゃってるのォ?」


赤面!



声裏返り


してしまった・・・





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