あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
『旅行、1泊ならイイってオッケーもらえたよ~。明日のランチ、旅行の行き先を決めるのを手伝って欲しいよ』

 美雪ちゃんから、嬉しい報告メールが届いた。

 良かった。美雪ちゃんの想いが、彼氏に届いて。夏休みに旅行か。

 羨ましいな。私もいつか。霧島君と旅行ができるといいなあ。

 今年は無理でも。来年とか、再来年とかに。

 私は、霧島君との旅行を想像しながら、ベッドにごろりと横になった。

 携帯を持ちながら、美雪ちゃんのメールの返事を打っていると、メールの着メロが鳴った。

 霧島君からだっ!!

 曲名でわかる。霧島君のだけは、着メロを違くしている。

 私は美雪ちゃんのメールの返事を打ってから、霧島君からのメールを開いた。

『来週の昼飯は一緒に食えない』

 そっか。一緒に食べられないんだ。

 私はがっくりと肩を落とした。

『りょーかい。お弁当は持っていかないよ。練習後は会えるかな? 午後は予定はないから、漫画喫茶とかで時間なら潰せるから。数時間なら、待ってるよ』

 少しの時間でもいいから、話したい。

 霧島君に会いたいよ。

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