あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
―侑side―
『三崎さんからメールをいただきました。もう公開練習は見に行きません。大会の選抜に選ばれるのを祈っています。園崎 桜』
俺は携帯画面を、同じジャージを着ている三崎に見せた。
「園崎からこんなメールが届いた。あいつにどんなメールを送った?」
三崎が、俺の携帯を見てから眉間に皺を寄せた。
園崎が、俺にこんなメールを寄こすなんて思ってなかったのだろう。
「随分と親しくなっているみたいね。メールのやり取りをしているなんて。これじゃあ、先輩たちが心配するのも無理ないわ」
三崎が、体育館倉庫からバスケットボールがたくさん入っている籠を押しながら、呆れたように首を振った。
「先輩たちが何を心配しているんだ?」
「侑が、自分のファンの子と付き合ってるって思いこんでるのよ。私が紹介したと誤解されてるの。侑はバスケ一番で、女と付き合ってバスケをおろそかにするような男じゃないってきちんと説明したけど、納得してくれなくて。だから先輩たちにわかってもらえるように、園崎さんにお願いしたの。選抜に選ばれるかもしれない大事な時期だから、誤解されるようなことはしないでって。それだけよ」
「それだけ……って。おかしいだろ。選抜に選ばれるのに、園崎は関係ないだろ」
「私もそう言った。けど先輩たちは信じなかったの。だからこれ以上、勘違いされる前に手を打つべきでしょ?」
俺は携帯を閉じた。
『三崎さんからメールをいただきました。もう公開練習は見に行きません。大会の選抜に選ばれるのを祈っています。園崎 桜』
俺は携帯画面を、同じジャージを着ている三崎に見せた。
「園崎からこんなメールが届いた。あいつにどんなメールを送った?」
三崎が、俺の携帯を見てから眉間に皺を寄せた。
園崎が、俺にこんなメールを寄こすなんて思ってなかったのだろう。
「随分と親しくなっているみたいね。メールのやり取りをしているなんて。これじゃあ、先輩たちが心配するのも無理ないわ」
三崎が、体育館倉庫からバスケットボールがたくさん入っている籠を押しながら、呆れたように首を振った。
「先輩たちが何を心配しているんだ?」
「侑が、自分のファンの子と付き合ってるって思いこんでるのよ。私が紹介したと誤解されてるの。侑はバスケ一番で、女と付き合ってバスケをおろそかにするような男じゃないってきちんと説明したけど、納得してくれなくて。だから先輩たちにわかってもらえるように、園崎さんにお願いしたの。選抜に選ばれるかもしれない大事な時期だから、誤解されるようなことはしないでって。それだけよ」
「それだけ……って。おかしいだろ。選抜に選ばれるのに、園崎は関係ないだろ」
「私もそう言った。けど先輩たちは信じなかったの。だからこれ以上、勘違いされる前に手を打つべきでしょ?」
俺は携帯を閉じた。