あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
『俺のバスケに、園崎は関係ないだろ? 公開練習に見に来てくれるのは嬉しい。たとえ話せなくても、園崎に会える。できれば、来てほしい』
すぐに霧島君から返事がきた。
私はメールの内容を見ると、自然と顔が緩んだ。
『嬉しい』と言ってもらえた。迷惑だと思われてないとわかっただけで、心がホッとした。
「その顔は、無事に解決したのかな?」と優衣ちゃんが柔らかい表情で微笑んだ。
私は頷くと、二人に霧島君からのメールを見せた。
「昨日、メールを送ってきた三崎さんって人、もしかして霧島君が好きなのかな?」
「たぶん。好きだと思う。だから、昨日みたいなメールを送ってきたんだと思うよ」と私は言ってから、少し間をおいて「やっぱりしばらくは公開練習を見に行くのを控えようかな」と呟いた。
「どうして? 公開練習のときにしか会えないのに……!!」
美雪ちゃんが口を尖らせた。
「霧島君は何も言わなかったけど。たぶん、三崎さんの言い分も一理あると思うから。選抜メンバーがはっきりと決まるまでは、私は姿を見せないほうがいいと思って」
私は携帯を鞄の中に入れた。
すぐに霧島君から返事がきた。
私はメールの内容を見ると、自然と顔が緩んだ。
『嬉しい』と言ってもらえた。迷惑だと思われてないとわかっただけで、心がホッとした。
「その顔は、無事に解決したのかな?」と優衣ちゃんが柔らかい表情で微笑んだ。
私は頷くと、二人に霧島君からのメールを見せた。
「昨日、メールを送ってきた三崎さんって人、もしかして霧島君が好きなのかな?」
「たぶん。好きだと思う。だから、昨日みたいなメールを送ってきたんだと思うよ」と私は言ってから、少し間をおいて「やっぱりしばらくは公開練習を見に行くのを控えようかな」と呟いた。
「どうして? 公開練習のときにしか会えないのに……!!」
美雪ちゃんが口を尖らせた。
「霧島君は何も言わなかったけど。たぶん、三崎さんの言い分も一理あると思うから。選抜メンバーがはっきりと決まるまでは、私は姿を見せないほうがいいと思って」
私は携帯を鞄の中に入れた。