あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
「貴方が新しいマネ?」

さっそく体育着を着て体育館に行くと、霧島君たちと同じジャージを着ている女子に声をかけられた

あ…えっと、見たことある女子だ

「俺と同じクラスの園崎だ」

霧島君が女子に紹介してくれた

「じゃあ、私と同じ学年かあ。私はc組の三崎 真理。同じマネだね。よろしく」

「よ、よろしくお願いします」

私はぺこりと頭をさげた

「まるっきりの素人だから、一から教えてやってくれ」

「りょーかい」

三崎さんはひらひらと霧島君に手を振った

「ふむ、霧島らしい選択だね」と三崎さんがぽつりと零した

「え?」

「霧島ってさ、見た目の印象と違ってクソ真面目なんだ」

「真面目?」

「女子にモテて、ちやほやされてて…あっちこっちに彼女とかいそうじゃん? 見た目的印象だとさ。けど中身は全然違うんだ。部活に恋愛を持ちこまれるのが大嫌いで、あわよくば彼氏をバスケ部員で作っちゃおう的女子が嫌いなんだ。だからなかなかマネが決まらなくて」

ほんと、困ったよ…と三崎さんが肩を竦めた

「その点、園崎さんなら霧島が望むマネになってくれそうじゃん」

…て、私は恋愛とは遠い存在に見られてるってこと、だよね?

それって、霧島君から見ても恋愛対象に全く引っかかってないってなるよね

マネージャになれて、霧島君を身近に感じられて嬉しいけど

恋愛とは無縁だと突き付けられたわけで、それはそれでショックだよ
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