あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
私は三崎さんにいろいろとマネの仕事を教えてもらった

大変だけど、一つ一つこなしていけば出来ないことじゃないと思える

仕事の合間に、ちらりと霧島君を見やる

教室にいるときの霧島君とは全然違う姿が、そこにあった

イキイキしているって言うのかな?

コート内を走り回って、きらきらと額の汗を光らせている

「ああ、凄いな」って思っちゃう

あんだけ自由に走り回れたら…きっと気持ちがいいんだろうなあ

私にはできないから、羨ましいよ

私、霧島君に恋愛感情を持ってもらえなくてもマネの仕事を頑張るよ

こんなに霧島君を近くで見られるなんて、マネの特権だもんね

このチャンスを大切にしたい

「ん、頑張る」と、小さな声で己に活を入れると、私はコクンと頷いた
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