あなたを好きになってもいいですか?―初恋物語―
「園崎、ちょっと話があるんだけど」

部活が終わるなり、私が霧島君に声をかけられた

とうとう…きた

きっとやっぱりマネの話はなかったことにって言われるんだ

私は胸が苦しくなるのを感じながら、こくんと頷いた

コーチからの『解散』の言葉を聞いた部員たちがわらわらと部室に戻るなか、私は体育館の隅で霧島君と向かい合った

「あのさ、三崎から聞いたけど……」

「ごめんなさいっ。私、辞めたほうがいいんですよね? なら、辞めますから」

霧島君からの『終わり』を聞きたくなくて、私は霧島君の言葉を遮って頭をさげた

「は?」と霧島君の不思議そうな声が降ってきた

「え?」と私はゆっくりと頭をあげる

「辞めたいの?」

「いえ…でも私、迷惑をかけてるんじゃ?」

「たった一日しかやってないのに、何をどう迷惑をかけるって言うの?」

「えっと…あれ? 違うの?」

「違うけど」

違うって…あれ?

でも三崎さんと体育館倉庫で、私の進退について話をしていたんじゃ……
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