SEVEN
予想は当たっていたらしく、倉庫…というには広めの小屋の窓が割れていた。
見るが先か走り出した。
「大丈夫ですか!?」
しかし、中にいた人達は、笑っていた。
中にいたのは6人。
一番手前でケータイをいじる金髪美少女。
多分窓を割った犯人(椅子を持ってる)茶髪男の子。
その隣にいる綺麗な顔の黒髪男の子。
正反対にいる黒髪の長い女の子。
その女の子と話してる赤髪の男の子。
一人で小説を読む、後ろで金髪を結ぶ男の子。
…みんな、笑ってる……
「んぁ。あなた誰?」
「あれだろ!えっと、佐々木あんこ…?」
「園木梓!!って、なんで知ってるの?」
「なんでって君知らないで来たの?」
私は頭に疑問符を浮かべた。
「ここは<特退課>だぉ。」
「…………この小屋が!?」
「そうだぉ。たった7人の<特退課>へようこそ。」