君と見上げた空【完】
「あぁ。そういや蝶ホントに大丈夫
 か!?」


空が心配そうに聞いてきた。



「大丈夫。寝たら結構楽になったから」


さっきよりは頭の痛みも引いてきたし。



「帰るんだろ?送ってくよ」


空にそう言われたけど
私は遠慮して、


「大丈夫だよ。一人で帰れるから」


そう言った。……のに


「ダメだ。そう言ってまた倒れるかも
 しれないだろ」



私は空の優しさに、心が打たれた。
あんまり人に優しくされたことないから。


「空、ありがとう」


そう言って私はほほ笑んだ。













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