君と見上げた空【完】
ドンッ

「いたっ」

誰かにぶつかってしまった。


「ご…ごめんなさい!」

ガバっと頭を下げ、謝ると
そこには…


ほんの少しだけ空に似ている
男の子が居た。

制服からみて、多分私と同じ学校
だと思う。


「別に」

男の子はそうぶっきらぼうに呟いて
去っていこうとした。

…けど


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