あたしの胸は小さいけれど【完】
刺さるいくつもの視線に
拓斗の驚いた顔。


恥ずかしくて、悲しくて、

あたしは数歩後ずさりをした後、この場から逃げ出そうと、拓斗にくるっと背を向けた。



その時だった。





「俺は紗希にしか反応しねぇよ!」





そんな拓斗の大きな声が背後から聞こえた瞬間、腕を掴まれて強引に振り向かされた。


そのまま、拓斗の胸に引き寄せられて、強い腕にギュッと抱き締められる。


いきなりの事に、大好きな拓斗の匂いに、熱に、あたしの心拍数は一気に急上昇した。


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