親友ときどき上司~熱風注意報~
「にしてもコレ。見ようによっては挑発的すぎるか。」
キャミソールの胸元は大きくV字に開いていて、装飾も何もないデザインと胸下の切り替えがバストをより強調しそうだ。
ガウンを着ると同じシルク地でギャザーを寄せた襟が裾まで縁取りを飾り女性らしい雰囲気になるが、胸下でリボンを結ぶとそこから下は大きなスリット状に開いてしまい、歩く度に太股から肌を露出してしまうだろう。
「エロを兼ね備えた下品でない物、確かにパッと見は素敵。」
塚野の言った言葉に改めて納得しつつ、瑞希は考え込む。
着てみようか?
せっかく貰ったし?
万が一その気になってくれるかも?
何より目の前のナイトウェアは素敵なのだから。
「何か、既成事実を突き付けて結婚を迫る狡い女になった気分なんだけど。」
万が一にでも、例え一時の気の迷いでも関係を理由に詰め寄れば、荘司は責任を取るだろうと分かっているだけに、誠実な部分に付け入ろうとする考えが浮かぶ。