monopolize
次の日から、あたしと龍二は全くの他人になった。

サークルも辞めて、携帯も変えたあたし。



『麗奈っ』



その変わり恭汰がくっ付いて来るようになったけど…。



「恭汰まで、サークル辞めること無かったんじゃないの?」

『麗奈が居なきゃ、つまんねーし』

「あっそ…」



どうしたものか…。



でも、恭汰のお陰で龍二の事を考えないで済んでるのも確か。

優しいし、いつも家まで送ってくれる。

正確には、付いて来るんだけどね?



「あたし、恭汰とは付き合わないよ?」

『知ってる。俺が好きだから傍に居たいの』



こんな調子で1週間。

良いのか悪いのか…。



『あ…』



突然足を止めた恭汰に、後ろを歩いていたあたしはぶつかった。



「っ痛…。ちょっと何…」



額を抑え顔を上げると、恭汰の先に見えたのは龍二。

こっちに向かって歩いてきてるみたい…。



『どーする?』

「別に…」



連絡を断ってから1週間しか経たないのに、何だかずっと遠い昔の事のように思える。


 
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