monopolize
『…終わればすぐ帰るし、隣に女連れてても嫉妬の1つもしねーのはお前じゃん…』



“どーしたら、俺のモンになんだよ?”ボソッと呟くと、グッと抱き寄せられたあたし。



「…なに…言って……?」



じゃあ、何であの日追い掛けて来てくれなかったの?

待ってたのに…。



『あの日、追い掛けた事知らねーだろ?』



“中山に腕引かれて歩いてんの見て、まじ凹んだから…”そう付け足し溜息をつく龍二。



「…何で…」



何で今頃そんな事言うの…。

ずるいよ…。

こっちは忘れようと必死だったのに…。



次々と溢れる涙は、龍二の服にシミを作っていく。



「…すき…」



呟くと、ゆっくり離された体。



『やっと言った…』



そっと頬に触れた指が涙を拭うと、ゆっくり触れた唇。



『続き…する?』

「バカッ!!!!」



悪戯に触れてきた龍二の指が太ももをスーッとなぞる。



「ちょっと止めて!!」

『鍵掛けたけど?』

「最低…」



太ももにある手を払いのけると睨み付け、ドアに向かい鍵に手を掛けたあたし。


 
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