tearless【連載中】
『行くぞ…』

「うん…」



また、何も聞かないんだ?

それとも、私の考えてる事は言葉にしなくても分かっちゃうの?



いっそのこと、聞いてくれたら楽なのに…。



璃琥が何を思って何を考えてるのか、私には分からないよ…。

3歩も進めば日差しが肌をジリジリと焦がし、日陰にいた時とはまるで世界が違った。

少し前を歩く璃琥の金色の髪も、更にキラキラと輝き眩しい。



『どっか行く?』

「ううん、大丈夫」

『いつも俺ん家で飽きねーの?』

「ダメ?」

『別に…』



この1ヶ月、殆ど璃琥の家で過ごしていた。

暑くて遊ぶ気がおきなかったってのもある。

でもね、休んで欲しかった。

何で金持ちの璃琥が週5日もバイトに入ってるのかは分からないけど、休みは月・木だけ。

土日は、朝からずっと入ってるんだよね…。

だから、少しでも休んで欲しいって思った。

今までは、きっと学校休んで寝てたんだろうけど、最近はちゃんと来てるし、疲れてるハズだから…。

そーゆう素振りは絶対見せないけどね?

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