tearless【連載中】
「…はい」

『要らねー』

「は?どーすんのこれ…」

『持ってろ』

「…あのね…」

『いーから、手伝え』



袋を渡されてしまい、とりあえずお金を財布にしまうと仕方なく食材を入れていった。



「預かるだけだからね?」



そう言うと、チラッとこっちを見た璃琥は“行くぞ”私が持っていた袋を取り、自動ドアに足を進める。



「はぁ…」



溜息を漏らすと、私も後を追った。

また、隣…歩けるかな?

そんな事を思いながら…――。



『暑い…』

「さっきからそればっか…」

『暑いんだからしょーがねーだろ…』



結局15分の間ずっとこんな会話を繰り返し、気付いたら璃琥のマンション前。

まぁ、帰りも隣歩けたしいっか…。



『疲れた…。煙草…』



玄関に着くなりそうボヤき、足早にリビングに消えていく。

璃琥は、玄関に着くと必ず“煙草”と口にする。

吸わない私には分からないが、そーゆうモノなのだろうか…?

靴からスリッパに履き替えると、私もリビングに向かった。


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