tearless【連載中】
部屋の形は長方形で、私の部屋の3倍はある…と思う。

右端にTV。

で、テーブルとソファーがあって、左端には1人にしては大きすぎるベッドが1つあった。

その奧は、きっとクローゼットかな…?



「広い…」



下手な1ルームより、よっぽど広いよ…。

思った通り、家具もシーツも黒。

カーテンだけは壁に合わせてなのか白だったけど。

それにしてもこの窓…本当にデカい。

天井まであるクリアな壁には、私と璃琥が反射して映り込んでいる。

バルコニーも付いていて、イスが2つ仲良く並んでいた。



『なんつー顔してんだよ…』

「うるさい…」



璃琥がテーブルに置いてあったリモコンを押すと、部屋に灯ったダウンライト。

そのまま3人掛けのソファーに腰を下ろすと煙草に火を付けた。



“スポットライトみたい…”



全部で6つある電球は、遠慮がちにオレンジの光を放つ。



『こっち来いよ』

「うん…」



薄暗い部屋は、まるでどっかの高級ホテルに来たみたいで。

ソファーに座る璃琥が妙に色っぽく見えた。


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