tearless【連載中】
タオルで髪を拭きながらドアを抜け部屋に行くと、璃琥はソファーに体を預けボーッとしていた。



『遅せーから…』

「普通だし。喉乾いたんだけど飲み物貰っていい?」



お風呂で汗をかいた私は喉がカラカラだ。



『俺のも…』

「お茶?」

『お茶』

「分かった」



再びリビングに戻ると、冷蔵庫からペットボトルを2本取り部屋に戻る。



「はい…」

『ん…』



璃琥にペットボトルを渡すと、隣に座った私は早速蓋を開け飲み物を喉に流し込んだ。



「フー…」



スーッと入り込んだお茶は、火照った体に染み渡り気持ちいい。



「璃琥さ…、いつもあの入浴剤入れてるの?」



半分程になったペットボトルに蓋をすると前にあるテーブルにコトンと置いた私。

大きいTシャツがちょっと動きづらいが、仕方ない。



『入れねーよ。…女ってあーゆうの好きだろ?』

「…何?私の為に入れてくれたの?」

『あったから…』



ポツリと呟くと、照れ隠しなのか髪をクシャクシャとする璃琥。

璃琥が髪をクシャクシャにする時は、照れてる証拠。


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